2011/06/02

日常が非日常に感じる

私は常々、畑の中で蚕豆探しの旅をしているのだ
しかもその蚕豆は、明確に指定されている
つまり、縦に傷の2本入った、2センチ四方の大きめの蚕豆だとか、実を噛むと甘い栗の味のする、固くて細い蚕豆だとかいう具合に

そのような探索に奮えながら暗い畑を抜けると、都会的な、脆い、しかし刺すような明るさが蚕豆を見えなくさせる
それが疎ましく、しかしその一方で、私はこの畑に生える蚕豆をただ粛々と見ているしかない自身の姿を想像し、戦慄する