紅茶の部屋

胃にポリープができまくる友人がいる。

今日はその友人とロンドンティールームに行ってきた(彼は当初ロシアンティーホールとか言っていた)。
入り口に飾ってあったアリスを認識できたのは、その友人が色々と俺の知らないことを教えてくれたからだ。
そのとき不思議の国のアリスと鏡の国のアリスがあることを知った。今度本屋で見かけたら少し読んでみよう。

先日観にいったリアルスティールの友人の評価は高かった。彼曰く「懐かしいハリウッドの興奮を思い起こさせる、稀に見る名作」。確かにその通りだと思う。
父親の駄目っぷりから一転、いざ息子を思ったときのたくましさ、手に汗握るファイトがリアルで熱い!

パンケーキセットをロイヤルミルクティーと注文した。
こうなればもはや心はロンドン、でもコンビニ傘はロンドンでは似合わない。友人に言われてシルクハットとステッキを持つ自分を想像した。
自分のイメージはそこにいくとチャップリンだろうか、もしくはショーン・ビーンだろうか。自分では髭の似合うチャーミングなタイプだと思うのだが・・・。

それにしても友人は形容表現に卓越していると感じる。その分卑猥な表現も凄いが・・・さすが物を書いてるだけあると言うべきか。
友人が言うには、俺は「草食動物の歯を持つ肉食系」らしい。獲物に襲い掛かったはいいが、アマガミしてするするっと魚が体をくねらせるように逃げられるのだとか。

帰り際、「少年の心」の話をした。
少年の心とはなんだろう?
答えのないものに立ち向かう探究心のようなものだろうか。
それとも線を引かないというような思想の自由度の問題だろうか。