荷物や業者の準備も佳境に入った.
ピアノ以外の大型家具は業者の手配も一通り済み, 小物の断捨離を少しずつ進めている.
断捨離をしている間, まるで過去の自分と対話してるような気持ちになる — 書籍はその最たるもので, 自分が興味を失ってしまったもの, 先に進んで不要になってしまったもの, ただの情報の印字物以上の何かが自分をそこに留まらせる.
年々登山用具の占める荷物の割合が増え, ここ数年の山への執着が見て取れる. まさか新居ではボルダリングマットをベッド代わりに, バーナーをコンロ代わりにはしないだろうが, それも来年にはどうなっていることやら.
ジモティがとても使いやすくなっていて, 募集をかけて1時間も待たず, 殆どの物に引取手が表れた[1]引っ越しの早めの繁忙期と, 利用者が増えたからかも知れない.. 特にシーリングライトはかなり人気があるようで, 数分足らず引取希望者が相次いだ. (政令指定都市という) 地域性もあるだろうが, これだけ可用性があれば, 廃棄せず人の手に渡す手段の候補[2]メルカリと違って手数料無しに金額も設定できる.として特に高齢者に向けてもっと広く知れ渡ると良いと思う.
一つだけ改善するところがあるとすれば, 引き渡しに対面が必要となることが多いサービスの性質上, 単身女性にはまだハードルがあるというところだろう.
月末にはずっと住みたかったあの町へ, あの山へ行くのだと思うと, 向こうに着いて生活を立て直すのに忙しくなることも小さい問題だ.
なぜなら私の念願だから, いつも少しだけ冒険心を持っていられるように.