(濃い目の)コーヒーを一日3杯飲んだら、熱くないのに汗をかき、異様な脱力状態に陥ったという・・・
以下検定で時間が足りなかった問題.
————————————————
上の原点を中心とする単位円周上に異なる2点A,Bを線分ABがOを通らないよう定める.
2点A,Bにおける接線の交点Cの座標をAとBの座標A(a,b), B(u,v)を用いて表すと,
異なる表示:
を得た. これらは正しいか?
正しいならCの見かけ上の表示が異なっても良い理由を, 正しくないならその理由を説明せよ.
説明:
Aは単位円周上を動くから, x軸からのAの極座標における偏角をθと書くとき
と書ける. また, BをAから正の向きに角φ回転させた点と見れば,
と書ける. 点C(x,y)に関する条件から,
(1)の左辺を4変数写像hと見做して空間Mを
と定義する.
hは明らかに級で, Uの接ベクトル空間からh(U)の接ベクトル空間への線型写像として
はにより全射(特に臨界点が無いからsubmersionである).
つまりであり, Mは2次元多様体.
このことからC(x, y)はM上(θ,φ)について解ける.
実際h=0を解いて
から
が同相を与えてる. 普通に計算して
からCの座標がいずれも(2)と一致するのが確かめられるし, Cの異なる座標の間の座標変換が同相で与えられる. すなわちCの異なる表示は座標近傍の取り方の違いによるものである■