一段落

解析はどれだけやっても馴染まない。 血肉になってるという感じにならない。 どうしたものか。 トンネルは、その上に何があっても直接目的地にいける代わりに、山や地面に穴を開けて整備するまでの下積みが長い。 このブログのタイト … 続きを読む

Fourier展開

Aboutを更新しました。 明確にテーマを限定して書いていこうという主旨です。 一言で言えば: Fourier展開はLaurent展開の亜種(というかしょうなりいこーる)で、Fourier変換はその係数を求める操作です。 … 続きを読む

covering map

論証を既に終え、正当性が認められた数学的形式的手続きを「計算」と呼ぶことにしよう。 その計算手続きが極めて煩雑になり、記法・表現が重複していたり多様であったりすると、計算上の間違いは回避が難しいだろう。 それを回避するた … 続きを読む

レビュー:複素解析 アールフォルス著

夜から読み始めていつの間にか朝になっていた。 そのタイトルと包装からして固い、カチコチの数学書ですが、それだけでは想像もつかない内容で、実に教科書で感動するというのは久々です。 アールフォルス氏の書く内容は、数学への極め … 続きを読む

可換環1

数学とは全く関係の無い用事で忙しくしてます。 腰を据えてじっくり取り組める時間が欲しい。 Lemma 1.1: Aを(可換)環, Iを冪零元から成るイデアルとする. a∈AのA/Iにおける像が単元なら, aはAの単元であ … 続きを読む

Overlapping interval topology

今年1月刊行の日本数学会『数学』によると、 「解析的手法で証明されたものは正標数の手法で証明できる」 という流れがあるらしい。小平の消滅定理の証明が1987年まで複素解析によるものしかなかったことを引き合いに出していたが … 続きを読む

ウサギと亀のパラドクス(Achilles and the Tortoise)

走ることの最も遅いものですら 最も速いものによって追い着かれないであろう。 なぜなら追うものは、追い着く前に、逃げるものが走り始めた点に 着かなければならず、したがって、より遅いものがいくらかは常に 先んじていなければな … 続きを読む